大雨の備えを小学生向けに解説!命を守るためにできること7選
大雨が降ると、川の水が増えたり、道路に水がたまったり、山やがけが崩れたりすることがあります。
でも、大雨は地震とは違い、天気予報などを見て
「雨が強くなりそうだ」
と事前にわかる場合があります。
そのため、大雨が降ってからあわてるのではなく、
雨が強くなる前に準備しておくこと
がとても大切です。
この記事では、大雨に備えて小学生でもできることや、大雨になったときに命を守るための行動を、できるだけやさしく紹介します。
まず覚えておきたいことは、「大雨になる前に準備する」「危険な場所には近づかない」の2つです。
大雨が降るとどんな危険があるの?
大雨が降ると、ふだんは安全に見える場所でも危険になることがあります。
川があふれることがある
たくさんの雨が降ると川の水が増え、洪水が起こることがあります。
大雨のときは、川の様子が気になっても近づいてはいけません。
道路や低い場所に水がたまることがある
水は高いところから低いところへ流れます。
そのため、大雨になると道路の低い場所や地下などに水が集まることがあります。
いつも通っている道だからといって、大雨の日にも安全とは限りません。
山やがけが崩れることがある
大雨が続くと、山やがけで土砂災害が起こることがあります。
川や用水路、ため池、崩れそうな山など、大雨のときに危険になりそうな場所には近づかないようにしましょう。
大雨に備えて小学生でもできること7選
ここからは、大雨が降る前にできることを紹介します。
自分だけですべてを準備する必要はありません。
家族と一緒に確認してみましょう。
1.天気予報や大雨の情報を確認する
大雨への備えで、まず大切なのが天気を確認することです。
テレビやインターネットなどで天気予報を見て、
「今日は大雨になりそうかな?」
と確認する習慣をつけましょう。
大雨になりそうだとわかれば、雨が強くなる前に避難の準備をしたり、危険な場所へ行かないようにしたりできます。
大雨は「降ってから考える」のではなく、「降る前から備える」ことが大切です。
2.家族とハザードマップを見る
ハザードマップとは、災害が起こったときに危険になる可能性がある場所などを確認できる地図です。
洪水のときに水がどのくらいの深さになると予想されているかや、土砂災害が起こりやすい場所などを調べることができます。
家族と一緒に、次の場所を確認してみましょう。
- 自分の家
- 学校
- 通学路
- よく遊ぶ場所
- 川や用水路の近く
- 山やがけの近く
- 避難する場所
国土交通省のハザードマップポータルサイトでは、洪水や土砂災害などの災害リスクや避難場所を調べることができます。
3.通学路の危険な場所を確認する
家だけではなく、学校までの道も確認しておきましょう。
ふだんは問題なく歩ける道でも、大雨になると水がたまったり、近くの川やがけが危険になったりする場合があります。
家族と一緒に、
- 水がたまりそうな低い場所はないか
- 川や用水路の近くを通らないか
- がけの近くを通らないか
- 危険なときに入れる安全な建物があるか
などを確認してみましょう。
4.避難する場所と家族の約束を決める
大雨になる前に、
「危なくなったらどこへ避難するのか」
を家族で話し合っておきましょう。
また、学校や外出先などで家族と離れているときに災害が起こることもあります。
そのため、
- どこへ避難するのか
- 家族とどこで会うのか
- どうやって連絡するのか
をあらかじめ決めておくと安心です。
5.非常用持ち出し袋を準備する
避難するときに必要なものを入れておくバッグを、
非常用持ち出し袋といいます。
家族と一緒に、自分たちに必要なものを準備しておきましょう。
| 持ち物の例 | 何に使う? |
|---|---|
| 飲み水 | 水分をとるため |
| 食べ物 | すぐに食事ができないときのため |
| 懐中電灯 | 停電したときや暗い場所を照らすため |
| 携帯ラジオ | 災害についての情報を知るため |
| 予備の電池 | 懐中電灯やラジオなどに使うため |
| タオル | ぬれた体などをふくため |
| 雨具 | 雨から体を守るため |
| いつも使っている薬 | 必要な人のため |
子どもの場合は、服や薬などだけでなく、
お気に入りのぬいぐるみや毛布など、安心できるもの
を入れておくという考え方もあります。
持ち出し袋は、大人だけで決めるのではなく、子どもも一緒に「自分には何が必要?」と考えてみましょう。
6.大雨の警戒レベルについて知っておく
大雨や洪水、土砂災害などの危険が高まったときには、
「警戒レベル」
を使って避難の必要性が伝えられます。
小学生は、特に次のことを覚えておきましょう。
| 警戒レベル | 覚えておきたいこと |
|---|---|
| レベル3 | 高齢者など避難に時間がかかる人は危険な場所から避難する |
| レベル4 | 危険な場所にいる人は全員避難する |
| レベル5 | すでに災害が起きているか、すぐ起きてもおかしくない状態。命を守る行動をとる |
「レベル5になってから逃げればいい」ではありません。危険な場所にいる場合は、レベル4までに避難することが大切です。
小学生だけで避難するかどうかを決めるのではなく、家族や先生など大人の話をよく聞いて行動しましょう。
7.危険な場所には近づかないと覚えておく
大雨のときは、ふだん安全な場所でも急に危険になることがあります。
特に次のような場所には近づかないようにしましょう。
- 川
- 用水路
- ため池
- 山やがけ
- 水がたまっている道路
- 地下など道路より低い場所
「ちょっと見に行くだけ」もやめましょう。
大雨になったらどうすればいい?
しっかり準備していても、遊んでいるときや学校へ行く途中で急に大雨になることがあります。
場所ごとの行動を確認しておきましょう。
家にいるとき
家にいるときは、家族と一緒に天気や避難についての情報を確認しましょう。
危険な場所に住んでいる場合は、避難の情報などを確認し、雨がさらに激しくなる前に行動することが大切です。
学校にいるとき
学校にいるときは、先生など大人の指示をよく聞いて行動しましょう。
家が心配でも、大雨の中を自分だけで勝手に帰ろうとするのは危険です。
登下校中に大雨になったとき
登下校中に急に雨が強くなった場合は、川やがけ、水が深くたまっている場所には近づかないようにしましょう。
足元が見えないほど水がたまっている道を無理に進むことも危険です。
安全な建物などに避難できる場合は、そこで安全を確保しましょう。
外で遊んでいるとき
友だちと遊んでいるときに急に大雨が降ってきても、無理に家まで走って帰ろうとするのは危険です。
近くに安全な建物がある場合は、その中へ避難して安全を確保しましょう。
ただし、川や用水路、がけの近くや、地下・道路より低い場所は避けることが大切です。
大雨では低い場所に水が集まり、急に浸水することがあります。
「水は低いところへ流れる」と覚えておきましょう。
「水は低いところへ流れる」と覚えておきましょう。
家族とやってみよう!大雨の備えチェックリスト
ここまで読んだら、自分の家ではどのくらい大雨に備えられているかチェックしてみましょう。
- 天気予報を見る習慣がある
- 家族とハザードマップを見た
- 自宅の近くの危険な場所を知っている
- 通学路の危険な場所を確認した
- 避難する場所を確認した
- 家族と離れたときの連絡方法や集合場所を決めた
- 非常用持ち出し袋を準備した
- 警戒レベル4までに危険な場所から避難することを知っている
- 大雨のときは川や用水路に近づかないことを知っている
- 急な大雨では低い場所や地下に注意することを知っている
全部できていなくても大丈夫です。
できていないところが見つかったら、家族と一緒に一つずつ準備してみましょう。
小学生向け!大雨の防災クイズ
第1問:明日は大雨になりそうです。まず何をする?
A:何もしない
B:天気予報や大雨の情報を確認する
C:川を見に行く
答えを見る
答えは「B」です。
大雨は、天気予報などから事前に情報を得られる場合があります。
雨が強くなる前に準備しておきましょう。
第2問:友だちと遊んでいたら急に大雨になりました。どうする?
A:急いで走って家へ帰る
B: 川やがけ、低い場所を避けて、近くの安全な建物へ避難する
C:道路より低い地下へ行く
答えを見る
答えは「B」です。
あわてて走って帰るのは危険です。
近くの安全な建物などで雨宿りしましょう。
地下など低い場所には水が流れ込むことがあるため注意が必要です。
第3問:大雨が降っているので、川の様子を見に行く。○か×か?
答えを見る
答えは「×」です。
大雨のときは、川や用水路などに近づかないようにしましょう。
第4問:大雨になる前に、家族とハザードマップを見る。○か×か?
答えを見る
答えは「○」です。
ハザードマップを使うと、自分の家や学校、通学路のまわりにどんな災害の危険があるのか調べることができます。
大雨への備えは家族と一緒に始めよう
大雨から命を守るためには、雨が降ってからあわてるのではなく、
ふだんから準備しておくこと
が大切です。
小学生でもできる大雨への備えを、もう一度確認してみましょう。
- 天気予報や大雨の情報を見る
- 家族とハザードマップを見る
- 通学路の危険な場所を確認する
- 避難場所や家族との約束を決める
- 非常用持ち出し袋を準備する
- 警戒レベルについて知っておく
- 川や用水路、がけなど危険な場所へ近づかない
この記事を読み終わったら、
「もし明日、大雨になったらどうする?」
と家族で話し合ってみてください。
まとめ|大雨への備えは家族と一緒に確認しておこう
大雨から命を守るためには、雨が強くなってからあわてるのではなく、
ふだんから準備しておくことが大切です。
小学生でもできる大雨への備えを、もう一度確認しておきましょう。
- 家族と一緒にハザードマップを確認する
- 家や学校、通学路の危険な場所を知っておく
- どこへ避難するのか家族と話し合っておく
- 非常用持ち出し袋を準備しておく
- 大雨のときは川や用水路、がけなどに近づかない
- 急な大雨では、あわてて走って帰らず安全な建物に入る
- 地下など水が集まりやすい低い場所に注意する
ハザードマップでは、洪水のときに水がどのくらいの深さになると予想されているかや、土砂災害が起こりやすい場所などを確認できます。
家のまわりだけでなく、いつも使っている通学路も家族と一緒に確認しておきましょう。
また、外で遊んでいるときに急な大雨になった場合は、無理に家まで走って帰ろうとせず、近くの安全な建物などで雨宿りすることも大切です。
「もし今日、大雨になったらどうする?」
この記事を読んだあとに、家族で一度話し合ってみてください。
大雨はいつ起こるかわかりません。
しかし、危険な場所や避難する場所をあらかじめ知っておくだけでも、いざというときの行動につながります。
自分の命を守るために、できることから一つずつ備えていきましょう。

コメント